平成14年4月22日

NO.2 幻の大島紬

先日お客様が仕立て直しの為に持ち込まれたきものの端裂です。「じいさんの大島を私様に仕立て替えて欲しい」とのことでした。古い大島紬です。

『本場大島紬』と織り込んであります。しかし、良く見てください。右から左に書いてあるのです。もちろん、旗印(鹿児島の組合証紙)や地球印(大島の組合証紙)のシールも見当たりません。戦前のものであることには間違いありません。戦前と言えば60年以上前のものでしょう。それを仕立て替えするのです。なんときものは経済的なのでしょうか。きものは長く着れて経済的なのは間違いないのですが、それを仕立て替えして着ようとする人のほうが少なくなっているかも知れませんね。

端に打ってある刻印です。品質の証明のためなのかもしれませんが、判読できません。どなたか、読める人か何の刻印かご存知の方がおられたら教えてください。
yukikun@ykya.co.jp

続報  この大島紬は昭和9年に購入したものだそうです。