平成20年5月11日

NO.9 江戸褄文様

「きもの博物館48、黒留袖」で、江戸褄・島原褄に言及しました。「江戸褄」という言葉は、黒留袖の意味で使われる事があります。きもの用語の曖昧さから来ているが、きものの進化の過程で自然にそうなったのでしょう。
お客様が一枚のきものを持ち込んだきものが正に江戸褄でした。

裾の左右端に柄があります。右側の柄は下前になって柄は隠れてしまいます。それでも柄が両方同じように付けているのは、引きずりの名残なのでしょう。
この江戸褄は孫の結婚式の為に加工を頼まれたものですが、先代よりもらったものだそうで、推定100年位前の着物でしょう。

 

丁寧に染められた友禅模様は昔の手仕事の緻密さを感じさせてくれます。