105.能登上布に湯通しは必要ですか
 はじめまして。  
 暑がりな私は、自分で手軽に洗える麻の夏着物を探していました。 幸い、能登上布の古い反物を譲っていただく事が出来ましたので、 自分で広衿の浴衣仕立てに仕立てる予定にしていたのですが、 実際に反物を入手してみると、艶々と光沢があり、 とても薄手なので自分でジャブジャブと洗うのはもったいないような気がしてきました。    そこで教えていただきたいのですが、 能登上布の反物に湯通しは必要ですか? 艶艶の生地も、自分で水洗いをしていると、麻特有の毛羽立ちが発生し、艶々は消えてしまうのでしょうか? 大事な物は悉皆屋さんにお手入れを頼むべきなのでしょうが、暑がりで汗っかきの私は水洗いにも未練が残ります。
 アドバイスを宜しくお願い致します。

 おそくなってすみません。
  能登上布や宮古上布は蝋をコーティングしてある場合があります。表面がテカテカしています。仕立てる場合は蝋抜きをしなければなりません。通常の湯通しとは違いますので専門にできるところに頼むのがよいでしょう。 私の店でも能登上布や宮古上布はそう売れるものでもないので余り経験がありません。 もしも、私の店で蝋抜きをする場合は問屋を通して専門の業者に蝋抜きをしてもらいます。市中の湯通しやさんではできないところもあると思います。
  一番良いのは、行き着けの呉服屋さんで見てもらって専門業者に頼んでもらうことです。 その反物がどういえ状態なのか良く分からないだけに呉服屋さんに見てもらったらいかがでしょう。行きつけの呉服屋さんがなければ私の店でも承りますが。

 お返事をありがとうございました。
  思いがけなく入手した反物です。 着物の専門雑誌を読んでみても、紹介はされていても詳細までは掲載されていませんでしたので、反物を抱えて困っていました。 また、ご親切なお申し出をいただきまして、とてもありがたく思っています。
  ただ、問屋さんを通して専門の業者さんにお願いすると言う事ですので、大変申し訳なく思い、お返事を書くのにお時間をいただきました。 まず、近くで対応していただけます所を探してみて、無理なようでしたらお願いしたいと考えております。
  早速、近くの悉皆屋さん兼クリーニング店の方に尋ねてみましたところ、 「これは扱った事が無いので、うちでは無理です」との事でした。 難しい物なんですね・・・ 柄は無地に近いピンストライプなので、普段着感覚で考えていたのですが、むしろ年を重ねても着られると思いますので大切にしたいと思います。
  本当にありがとうございました。

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