107.小千谷縮に合わせる帯は?
 ・黒字に赤の柄の小千谷縮みを伯母(80代)に頂きました。合わせる帯は何がいいのでしょうか?白地にエンジ色の博多帯(未仕立て)や紗、絽、半幅帯等を持っています。 これを着て花火でも見に行けたらなぁと思っています。
・また、長襦袢等下着はどのようにすればいいのでしょうか?
・長襦袢を着るとしたら、半襟は見せる?隠す? 着物初心者ですが、頂いた着物に日の目を見させたいなぁと思っています。(文庫結び、お太鼓結びは何とか結べます。)
  アドバイス宜しくお願いします。

 きものは年代を越えて着られるものです。伯母さんの小千谷を是非ステキに着こなしてください。
  さて、色柄については分かりませんので一般的な話としてお話します。
  小千谷縮は夏用のきものですが、ゆかたとしても御召になれますし、街着としても着る事が出来ます。 綿、コーマ地の浴衣は普通夕方から夜、すなわち、くつろぎ着として用いられます。お祭りの時などは例外ですが、一般的には昼間から着るものではありません。ゆかたを着る時には襦袢は着ませんし足袋も履きません。帯もお太鼓を作ることはなく、半幅帯を締めます。(踊りや芸事ではゆかたにお太鼓、足袋もありますが、これは例外です。)
  くつろぎ着と街着の違いは ・ 襦袢を着るか(半衿を出すか) ・ 足袋を履くか ・ 太鼓を締めるか と言うところに有ります。ただし街着でも半幅帯を締める事もありますが、その場合、同じ街着であっても太鼓よりは格が落ちる(より普段着)ということになります。  
  小千谷縮の場合は街着、ゆかた、どちらにでも着ることが出来ます。つまり、襦袢を着ず、足袋を履かず、半幅帯を締めれば浴衣になります。襦袢を着て衿を出し、足袋を履いて、太鼓を締めれば立派な街着として着る事が出来る訳です。紅梅や綿縮等も街着として着ることのできる浴衣ですので、私は高級浴衣と呼んでいます。  
  その小千谷で花火を見に行くのでしたら、浴衣として御召になられたら良いでしょう。襦袢は必要ありません。衿の無い(衿の細い半衿を付けない)下着で結構です。
  最近は「ゆかた下」「浴衣用下着」というワンピース形式の物もあります。初心者でしたらワンピースが楽です。帯は半幅帯です。足袋は履かずに下駄で涼しそうに歩いてください。
 また、機会がありましたら街着として着てみてください。その時は襦袢を着て半衿を出し、紗の八寸帯などで太鼓を作り、おしとやかに日傘でもさして歩いてみてください。きっと絵になりますよ。  
  きものは小千谷のみならず、その着方によって全体の格が変ります。同じきものでも色々な着方を楽しんでください。

 早速、とても分かり易い説明をありがとうございます。 訂正『×黒字→○黒地の小千谷縮み』です。
・浴衣として着る→襦袢を着ず、足袋を履かず、半幅帯 ・街着として着る→襦袢を着て衿を出し、足袋を履いて、太鼓結び  ん〜、便利な着物なんですね。着物の模様と同じ赤色系の半幅帯を締めてお出掛けしようと思います♪
 紗の帯も有りますが、黒地に花柄が刺繍されています。これも伯母の頂き物。これは合わないですよね…。
 博多帯はどうなのでしょう?この組み合わせは考えられないのでしょうか?
  黒地の小千谷縮みに白地の博多帯…?
 そして、また疑問が湧いてきました。
  Q1.博多帯に合う着物は?(大島紬もOKですか?)
  Q2.夏のうすもの(ジョーゼットと伯母に言われました)に博多帯はOKですか?
  他に合わせる帯は何がよろしいのでしょうか?
 「博多帯」というのはどの帯をさして言っているのでしょうか。広い意味では「博多で織られる帯」をさしますが、一般的には「博多献上の八寸帯」を言っているのだと思いますので、「博多献上八寸帯」ということで話を進めます。
 博多献上はおシャレ物と思ってください。八寸ですので紬や小紋に締められます。大島には充分締められます。同じ大島でも博多を締めた時、染帯を締めた時、紬の帯を締めた時など、帯によって雰囲気ががらりと変ります。きものの面白さはその辺にあると思っています。いろいろ工夫してみてください。
 季節は一年中締める人もいます。真冬には余り適さないようにも思えますが、締めて悪い事はありません。真夏も締めますが、夏は紗献上と言って夏物の博多献上があります。しかし、半幅帯でも紗ではなく単の帯を締めますので構いません。  
  尚、博多帯については「きもの博物館3.博多帯」を参照してください。
  ジョーゼットのきものは昔流行ったそうですが私は扱ったことがありません。いわば、柔らかい紗のような着物ですが、無地やプリントされた小紋が有ったらしいです。小紋と同格と主って頂いて良いようです。帯は小紋に締めるような八寸やおシャレ物の九寸が合います。もちろん博多で構いません。
  「博多帯」=「博多献上の八寸帯」だと思います。真冬に締めて悪い事はない、なんて凄く意外でした。 すごく勉強になりました。
  5月には2度ほど着物でお出掛けしましたが、それ以来着ていません。小千谷縮み、ジョーゼットの着物に袖を通し、涼しい顔しておしとやかに街を歩きたいです。

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