130.ウール着物について
 はじめまして。 普段着のことで教えて欲しいことが有ります。
  母のお下がりの紬のような織りのウール(交織?)で,単の物と袷の物があります。一緒に貰った帯は名古屋帯と博多の半幅です。
  一つ目の疑問はウールに名古屋帯でおかしくないのでしょうか?
  二つ目は,コートや羽織はどんな物がよいのでしょうか?訪問着や付け下げ用の道行と長羽織ではなく短い丈の羽織とベロアの和装コートしか持っていません。 やはりウールがいいのでしょうか?
  光沢が有っても,銘仙なら合わせてもいいと言われたのですが,酷いしまい染みで着れた物ではありませんでした。 どうしたらいいのでしょう?
  お忙しいところ申しわけありませんがアドバイスをお願いします。

 一口に名古屋帯といっても色々あるのですが、八寸名古屋という織の帯はワリとあいます。これは端が縫っていなくて、織端のままにしてあるもの。 染めの九寸名古屋も良いです。
  同じ名古屋帯でも、振袖に似合いそうなキラキラと金銀つづれのものは似合わないかと。
  私の場合は、ウールの単衣には、朱の八寸名古屋か、博多織の半幅です。 お羽織を召す場合には、後はふくれていれば良いので、名古屋帯に限らず、半幅で済ますというときもあります。
>二つ目は,コートや羽織はどんな物がよいのでしょうか?訪問着や付け下げ用の道行と長羽織ではなく短い丈の羽織とベロアの和装コートしか持っていません。
  ウールの上モノだと、普段着という感じになります。 正絹のモノだと、ちょっとランクアップで、ヨソユキ感覚です。 お手持ちの道行きやお羽織、和装コート、どれも問題ないかと。 ご参考にして下さい。

 アドバイス,ありがとうございました。 家にあるだけの八寸帯を引っ張り出してきて合わせてみました。 よく使う博多献上でもいけそうかな?と思いました。 ポリの帯で紬風に織った物がある筈なので今も箪笥を引っ掻き回しています。
  コート類は帯を探してから全体の雰囲気を見て再考するつもりです!
 大変おそくなりました。所用のためしばらく更新を停止しておりました。すみません。
  きものと帯の合わせ方についてお悩みのようです。 きものと帯は、その格が合えばそれでよいわけです。 ウールといえばウールしかありません。絵羽のウールはありませんし、ウールの留袖もありません。ウールは普段着のウールと捉えておられると存じます。
  さて、帯についてですが、詳しくは「きもの講座、帯の話」を見ていただきたいのですが、名古屋帯は様々です。ご質問に即答すれば、「しめても良い名古屋帯もありますし、ウールには合わない名古屋帯もあります。」ということになるでしょう。
  普段着用の名古屋帯ならかまいません。 ウールは普段着用の紬と思ってあわせられたらと思います。具体的にいえば、素材としては紬系統のもの、染め帯であれば塩瀬ではなく鬼縮緬などです。八寸の紬帯や博多の八寸などが良いでしょう。金銀糸の入った織名古屋は向きません。
  コートや羽織も紬に着るようなと思えばよいでしょう。付け下げ用のコートとなるとややフォーマルな感じがします。現物を見ないので分かりませんが、極普段用と思えばどんなコート、羽織が合うかは見えてくると思います。

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