132.小紋の振袖と絵羽の振袖の格に違いはありますか
 こんにちわ、ゆうきくん、教えてください。
  ちょっと前迄は「振袖」といえば、絵羽柄のものが主流でそれ以外は見かけないほどでした。七五三の振袖も絵羽柄ばかり。 が、昔の私の三つ身や四つ身の着物は大きな柄の小紋でした。
  ちょっと老舗っぽいところでは、「七五三には小紋で」という紹介もあります。 一方、最近、成人式向けの振袖のコーナーに絵羽でなく、小紋柄を見るようになりました。
  印象からすると、絵羽柄に比べると普段着っぽい感じの柄行のものもあります。
  で気づいたのが、普通の袖丈の着物では、絵羽(訪問着)、付け下げ、小紋と格に差がつきますが、振袖はなぜか十羽一絡げに「訪問着と同格」という言い方もします。でも、見た目として、本当にそうなのかな、と感じるのですが。

 結論から申し上げれば、振袖はやはり絵羽であろうと小紋であろうと晴れ着であることは間違いないでしょう。
  振袖は袖が長く活動的ではない、というのがその根拠になると思います。ただし、それには昔から振袖には振袖らしい(晴れ着らしい)柄をつけた、というのが前提にあります。
  昔の振袖を見ると小紋の振袖も良く見かけます。大柄で大胆な染めには絵羽では現せないような迫力を感じさせます。 しかし、ご質問は「普段着っぽい感じの柄」の振袖についてだと思います。どのような柄についておっしゃっているのか分かりませんが、確かに「これは…?」という振袖が売られていてもおかしくはありません。
  「振袖のゆかた」というのも販売されたことがあります。(今もあるのかな。)誰が企画して販売したのかわかりませんが、「それまでに無かったゆかたの振袖を創れば売れるだろう。」という発想だと思います。
  奇をてらった商品で販売を伸ばそうという西洋的な商売法です。振袖がどういうきものなのかを考えれば、知っていれば創れないような商品です。同じようにカジュアルな振袖が創られているかもしれません。
  そう言った商品は、疑問に思ってらっしゃる従来のきものの評価の幕の外ではないでしょか。
  七五三には私も小紋をお奨めしています。もちろんそれらしい柄の小紋をです。理由はいろいろありますが、第一に最近の七五三用のきものは貸衣装っぽくなってきたこと。第二に小紋だと正月やその他着る機会が増えること。第三に体格に合わせて誂えられることなどです。

 >結論から申し上げれば、振袖はやはり絵羽であろうと小紋であろうと晴れ着であることは間違いないでしょう。振袖は袖が長く活動的ではない、というのがその根拠になると思います。ただし、それには昔から振袖には振袖らしい(晴れ着らしい)柄をつけた、というのが前提にあります。

 なるほど、やはり「振袖」は「晴れ着」であるべしなのですね。

>振袖がどういうきものなのかを考えれば、知っていれば創れないような商品です。同じようにカジュアルな振袖が創られているかもしれません。そう言った商品は、疑問に思ってらっしゃる従来のきものの評価の幕の外ではないでしょか。

 なるほど。これは本来の「晴れ着である振袖」と一緒にするものではないのですね。

>七五三には私も小紋をお奨めしています。もちろんそれらしい柄の小紋をです。理由はいろいろありますが、第一に最近の七五三用のきものは貸衣装っぽくなってきたこと。第二に小紋だと正月やその他着る機会が増えること。第三に体格に合わせて誂えられることなどです。

 確かに。私の七つのお祝いも小紋でした。どうつづめていたのか、最後には裄1尺8寸5分、身丈4尺余寸の巨大な本裁ちにまで仕立て直して、成人式直前まで愛用しました。一方、娘のは絵羽柄でしたので、大きくできず、小さいままです。もったいないですね。

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