138.卒業式の付き添い
 子供の小学校の卒業式に役員、母として上の席に参列しますが、無地のちりめん(黄土色)紋入りのきものでも大丈夫ですか?帯、草履、襟はどうしたらよいですか?

 一言で申し上げれば、 「大丈夫です。」
  無地のちりめん→無地は略礼装です。 黄土色→色は関係ありません。本人に合うかどうかです。 紋入り→紋入りは礼装です。 帯、草履、襟は合うものを選んでください。
  卒業式に限らず、じゅんさんは、きもの選び、しきたりを余りに堅くお考えではないで しょうか。
「この場にはこのきものでしか出席してはならない。」
という程きもののしきたりは堅 いものではありません。洋服の場合も同じでしょう。
「これを着てはいけない。」
というものはあります。しかし、
「このきものでなければならない。」
というものはありません。
  じゅんさんと同じよう次のような質問を受けたら、こう答えるでしょう。
「訪問着でも良いですか?」…「「ええ、良いですよ。」
「付け下げでは?」…「構いません。」
「小紋では?」…「どんな小紋ですか?」…「それなら良いですよ。」
「留袖では?」…「留袖は場違いですね。」
「紬では?」…「紬はやめたほうが良いでしょう。」
  私以外の人でも上記のような答えになると思います。小紋にも種類がありますし、訪問着でも余りに重過ぎて場違いに感じられるものもあるかもしれません。
  訪問着、付け下げ、色無地、小紋等、それぞれが独立したものではなくて重なり合い、 連環するものです。その中でどのきものを選ぶかと言うことになります。
  卒業式に「色無地に黒絵羽織」というのは一昔前の定番です。色無地は決して場違いではありません。他の役員の方で色無地以外のきものを着てくる人もいるでしょう。しかし、その人を非難すべきものでもなく、色無地を恥じ入る必要も全くありません。自信を持っ てきものを着てお子様達の御卒業を祝福してください。
  帯は…袋帯をする人が多いと思いますが、私は重い織名古屋帯(唐織など)で十分だし、その方がおしゃれだと思います。(これも一呉服屋の意見ですが)
  草履は…色無地ですので留袖で履くようなキンキンギラギラではないほうが良いと思いま す。(これも一呉服屋の意見ですが)
  襟は…伊達襟のことでしょうか?伊達襟はキツ過ぎると野暮ったくなりますが、きもの が余りに地味なときにはアクセントとして用いたら良いと思います。(これも一呉服屋の意見ですが)

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