144.素朴な疑問
 ふと思ったんですが、絹100%の確かめ方ってあるんですか?
  (ネットで)子供の七五三用四つ身の着物を買いましたが生地が少しごわごわしてて、ふと「絹100%ってあるけどこのタグを信用していいんだろうか」などと考えてしまい、悩んでいます・・・。 定価はフルセットで188000円とのこと。(その値段で買ってはいませんが) ポリエステルなのに・・・なんてことはないのかな〜。

 ご質問の要点は次の2点かと思います。
   1. 正絹かどうか確かめる方法はあるのか。
   2. 商品についている品質表示は信用できるのか。
  1. については、我々は手触りや風合いなど経験で判断しますが、判断しきれない時には糸を燃やしてみたりもします。それよりも化繊と正絹の違いは着ている人が一番良く分かるのではないかと思います。
  私の母は毎日きものを着ていますが、半襟に5%でも混ぜ物があると分かると言います。しかし、これも経験によるものなので、初めてきものを着る方やお子さんでは分からないかも知れません。絹になじむと言うことが一番なのでしょう。
  どうしても分析したいときには呉服屋さんに持ち込んで見てもらうか、それでも分からなければ消費者センターなどで分析してもらうしかないでしょう。
  2. については、品質表示は信頼できると見るのが妥当でしょう。現在、繊維製品に限らず品質表示については大変厳しくなっています。原材料や原産国など明示しなくてはなりません。先日東京に仕入れに行ったときに小物屋さんで次のような話を聞きました。 「made in Korea」の商品をデパートに納めたところ、実は裏に「北朝鮮製」の表示があり、消費者からの苦情で分かり全品返品になったと言うことです。 なぜ北朝鮮製だと返品されるのかについては別にして、品質表示について消費者の目はそれほど厳しくなっています。
  私のブティックでも、十数年前にメーカーが誤ったタグをつけたことがありました。「レーヨン」を「ポリエステル」と表示してしまいました。(のだったと思います)「レーヨン」は洗濯できませんので大騒ぎとなりました。
  何の悪意も無い単純なミスだったのですが、すでに一点売れていました。一元の客だったので連絡もとれずに店頭に事の次第を表示して買われた客を探すこととなりました。
  メーカーも小売屋も品質表示にはそのくらい気を使っていますから、今の日本では品質表示は信じられるといってよいと思います。
 しかし、絶対に間違いは無いのかといわれればそうではないかもしれません。しかし、偽表示はいわば犯罪ですので、事故や事件にあったようなものでしょう。
 どちらにいたしまても、きものが身近な物ではなくなっている今日ですから、信用できるお店で求めるのが一番だと思います。

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