155.袷紬の訪問着の帯合わせは   
 伊勢型染めの紬の訪問着で、渋いグレーベージュにふぶき?そしてアイボリーで裾に型置きしてあります。江戸小紋の柄?のようです。50代ですから少し格式高く着こなしたいのですけれど、どんな帯が似合うのでしょうか?紬だから(多分染め大島?)織の帯でしょうか?それとも織の着物と考えて染めの帯でしょうか?悩むなー。。。 作家物のようです。

 紬の訪問着につきましては、私はきもののアイテムとして明確に認識していません。最近できたきものですので、まだその着方や着るべき所のコンセンサスが出来ていないように思えるからです。詳しいことは「続きもの春秋3.紬の絵羽(訪問着)についてhttp://www.ykya.co.jp/zksj/3tumugieba.htm」を参照してください。
  とは言いましても、現実に紬の訪問着があるのですから、お答えしないわけには行きません。原則的なことをお話いたしますので、具体的なことはご自分で判断してください。
・ 紬に合わせる帯について   
紬は普段着の範疇で、縮緬や羽二重は晴れ着の範疇であることはご存知だと思います。では、何処が違うかと言えば、簡単に言えば紬はざらついた粗野な感じがします。一方、羽二重、縮緬は光沢があり、均質な感じがします。粗野な紬にはキンキンギラギラの帯は合いません。留袖にする、例えば嵯峨錦などは紬とは相性が良くありません。
・ 染か織か
「織には染、染には織」という言葉を強調する方もいらっしゃいますが、これは「そういう組み合わせがある」と言うだけで、決まったものではありません。 紬の江戸小紋でしたら、染帯を合わせる場合もありますし、織帯の場合もあります。染帯、織帯それぞれに重い物、軽い物がありますので、その場に応じて決めてください。
  帯によってきもの全体としての格が代わります。軽くお召しになりたいときには塩瀬の染帯を締めても良いでしょう。重く着る場合は袋帯でもオシャレっぽい格のある袋帯(非常に難しい言い方ですが、具体的に言えば「織悦」の袋帯辺りまでだと思います) 現物も見ていませんし、上記のような事しか申し上げられませんが、どちらに致しましても、紬という素材と違和感のない帯を選ばれることが寛容と思います。

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