172.着物地でコートを作ったんですが・・・   
 残り布で、いろんな小物を作ろうと楽しみにしていました。ところがほんの30センチくらいしか戻ってこなかったのです。とてもがっかりしたし、残りの布がどこへ行っちゃったのかとても気になります。元々の着尺とコート地の長さの違いを教えて頂けませんか?

 共布で小物を誂えるのは、とっても楽しいですよね。 riraさんが、とてもがっかりしたのはよく解ります。
  最近は長い丈のコート地(羽尺)と云うのもありますので着物地(着尺)との長さの違いは、一概にこれだけあるとは云えませんし、個々の反物によっても長さの違いがあると思いますが、、、 riraさんのお仕立てになったコートの丈、返り(内側に折り返された所)の丈、袖丈、衿の形(道行きor道中着)と道中着の場合は衿の丈は、何寸(何センチ)でしょうか?
  縫い込み(縫い代)を沢山とっている場合もありますし、柄の出方を調整して無地の所を外した場合もありますので一概に何センチ出る筈であるとは云えませんが、それらが解ると、残布がどのくらい出るのかが推測出来ます。 和裁の本で裁ち方図(ネット上でもあるかも?)と云うのが出てますから、ご自分で読んで、それから推察して、あまりにも行方不明の長さがある時には、これこれこうだからと仕立てをお願いした呉服屋さんに聞いてみたらどうでしょうか?
  こんな質問に丁寧に答えてくれない様な呉服屋さんならば、これからのお付き合いを再考された方が良いと思います。 そしてこれからは、仕立てをお願いする時に残布(出キレ)を戻す事を念押しした方が、良いでしょう。 これを機に、その呉服屋さんと何でも話せる(質問出来る)関係になれると良いですね。

 返信おそくなりまして申し訳ございません。  
  コートをおつくりになったということですが、どのようなコートでしょうか。コートにも半コートから道行、長コートまであります。しかし、着尺地で作って残りがわずかということですので長コートの部類でしょうか。
 コートの要尺は教科書的には次のようです。   
    七部コート  10〜11m   
   
半コート   5.7〜6m   
    道行コート  7.5〜9.5m   
    雨コート   11m  
  上記は目安で、身長によっても違いますし、特殊な衿の場合はもっと必要な場合もあります。
 さて、着尺地の寸法についてですが、「着尺地は○○メートル」というきまりや規格はありません。全て「一反」と呼ばれていますが、この「一反」という単位は定量的に決まった単位ではなく、「一枚のきものを過不足なく仕立てられる長さ」という意味しかありません。
  ちなみに縮緬の場合、丹後は13〜13m弱、浜は12〜12m強が多いように思えます。紬になると正確に言えば機によってまちまちで、12〜12.5mが標準のようです。
 コート地になると、西陣の繻子の雨コート地は11.5m、シースルーコートが12m、輪奈コート地が12mといったところです。
 一般にはコート地よりも着尺地が長いのですが、上記のように長さはまちまちですので何とも言えません。
 仕立て方によって、返しをいっぱいにとって、残布を出来るだけ残さない仕立屋さんもありますので、仕立てされた呉服屋さん、または仕立屋さんに良く聞いてみたらいかがでしょう。

 鬼ころさん、ゆうきくん、お返事ありがとうございました。
  生地は伊勢小紋で、身長は160センチで、手も長いです。コートは長コートで裾が少し見えるくらい、前は着物と同じような襟の打ち合わせです。コートの裏をみてみると、膝上まで引き返しがされているので、残り布はでなかったんだろうなと納得しました。
  お店から仕立てた方に問い合わせもして貰いましたが、全部お返ししましたとお返事があったそうです。お陰で、気持ちよくコートを着て出かけることが出来ます。
  ありがとうございました。

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