203.教えて下さい   
 先日着付け教室で試験が有りました。そのときの問題ですが(湯のし)について教えて下さい 又(湯どうし)との違いも教えてください。
  袋帯にもポイント柄が有るのですか。袋帯の柄づけには、どんなものが有りますか?
  お手数掛けますが教えて下さい

 「湯のし」は反物に蒸気をあてて整理することを言います。 ちょうど機関車の煙突(最近はなくなりましたが)の小さいようなものから蒸気を噴き立たせて、その上で反物を張りながら整理するものです。
  目的は、シワになった生地を伸ばしたり、特に絞りの場合は、幅出しと言って指定の幅に伸ばしたりするものです。主に縮緬生地にするもので「湯とおし」とは全く違います。
  「湯とおし」と「湯のし」は紛らわしく、私も始めは混同していました。 「湯とおし」は文字通り生地を湯に通します。主に紬地に行います。
  目的は、絹にはセリシンという糊が付いていますのでそれを落として生地をしなやかにするものです。縮緬地は精錬といって、織りあがるとセリシンを落として白生地にしますので、湯とおしはしません。紬の場合、セリシンや場合によっては人為的に糊がつけられているものもありますので、湯とおしによって糊を落とします。
  袋帯のポイント柄、というのは太鼓柄のことでしょうか。
  帯の柄付けには太鼓柄の他に全通、六通、極希に三通があります。詳しいことは「きもの講座1帯の話」を御覧下さい。 それでも分からなければまた御質問ください。

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