227.博多献上帯について   
 はじめまして。最近普段でもなるべくきものを着ようとすこしづづですが実践しております。今はまだ暑いので週末とかお出かけのみですが袷を着るころにはいまよいりもっときものを着る日を増やそうと思っています。
  そこで質問なのですが。 オーソドックスな博多帯(独鈷柄というのですか?)をいただいたのですが、(とっても欲しかったものですごくうれしいです) ホームページによっては通年使用できる。とあるのですが通年使用できますか?
  私としてはTPOをわきまえてはいるつもりです。私がお聞きしたいのはあくまで「普段」のことです。友達と買い物にいったりお食事したりといったものできものも小紋を中心にリサイクル品や木綿といった日常着のことを指します。袷のきものにも締めることができればどんどん締めたいと思っております。

 返事、大変遅くなりました。
 博多献上帯は普段きものを着ている人は一本はお持ちの帯だと思います。
 今、博多献上は通常の単八寸と夏用の紗献上が織られています。
 夏用の紗献上があるので、通常の単八寸は夏以外に締めるものと思われているようです。しかし、紗献上と言うのは最近(ここ二十年位)市場に出回ったものだと思います。それ以前にも織られていたかもしれませんが、市場では見かけませんでした。それまでは、夏場単の八寸が締められていました。
 それでは博多献上は夏場、単の時期の帯か、ということになるのですが、袷の時期に締めてはいけないのかと言えばそうでもないようです。
 博多献上が普段着の帯、というのはご存知でしょう。きもののTPOと言うのは(きものに限らず)主に晴れの衣装に対しての拘束性と考えてください。普段着はTPOを無視してよいと言うのではありませんが、普段着の場合はその時々自分が最も快適だと思う着方をするものです。暑ければ涼しいきものを、寒ければ暖かいきものをというように。
「五月には袷を着なくてはならない」と暑い日に袷を着る人もいますが、きものが生活の極一部と考えれば何を着るかは自然に答えが出てくると思います。
 博多献上の場合、真冬の北海道で単の博多献上、と言うのはちょっと寒々しい感じもします。しかし、全国的に見れば、袷の時期が必ずしも寒々しいとは限りません。
「袷の普段着に博多献上は締められますか」という問には 「締められないことはありません。しかし、締めない方が良い場合もあります。」としか答えられません。

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