230.大島紬の柄あわせについて   
 こんにちは。 今日は山形の花火大会ですね。 浴衣姿が街にあふれることでしょう。 花火も楽しみですが、いろいろな人の浴衣の着こなしを見るのもなかなか楽しいです。
 さて、早速ですが、教えていただきたいことがあるのです。
  大島紬の柄あわせについてです。 左前と右後ろの肩に目立つ柄をもってくるわけですが、柄つきが端のほうにあるものは、着用したときに肩から落ちてしまいますよね。 裄が短いものは柄が切れてしまうことも・・。 衿付けのほうにもってくると、今度は衿付けで切れてしまうし・・・。 袖付けぎりぎりになってしまっても、やはりそこにもってくるしかないのでしょうか?
  左前は掛け衿に柄をもってこれば、そんなに寂しい感じにはならないかともおもうのですが、右後ろは右袖後ろに柄がくるとしても背中の帯の上に柄が見えないのはちょっと寂しいかなと思ったり・・ この悩みは大島に限らず、小紋などのときも思うのです。
  どんな柄つきにせよ、見映えよく。と思うのですが、まだまだ未熟者ゆえ自分の判断に自信が持てません。いろいろな品物を見て勉強するしかないとは思うのですが、 一言アドバイス頂けたらと思います。
  よろしくお願いします。

 遅くなりすみません。
 山形花火大会から一週間経ってしまいました。以前、花火大会が東の馬見ヶ崎河原で行われていたときには、夕方になると浴衣姿の若者が七日町を闊歩したものですが、西の須川で行われるようになってから見かけなくなってしまいました。花火大会ももっと街に近いところでやってもらいたいものですが、安全を考えればしょうがないのでしょう。
 さて、柄合わせに関するご質問ですが、話が複雑化ので具体的にその大島紬について云々を申し上げられませんが、というよりも現物を見ながら「あーだ、こーだ」と言うべきですので、一般的なことを申し上げます。
  小紋の柄合わせは仕立屋さんの腕の見せ所です。仕立てを頼む呉服屋がお客様の好みを聞いて詳細に指示することもありますが、そうでない場合は仕立屋さんの腕に掛かってきます。
 特に、その大島のような柄の大きな飛び柄、染め分けの縞柄、斜めの柄などはとくに気を使います。
 以前、斜めの縞柄を仕立てたときに、仕立屋さんが付け下げ風に仕立ててくれたこともありました。
 また、細かい縞柄の場合、裄の長い人は後身頃と肩幅の差が大きくなりますので袖付けの部分が、縞柄が斜めに入ってしまうように見えてしまいます。そのような時には裄丈を確保しながら肩幅を若干(2〜3分)短く、その分袖幅を長くする場合もあります。ただし、お客様によっては袖幅を長くするのを嫌う方もいらっしゃいます。
  柄を合わせるための身幅の変更も含めて、初めてのお客様の場合は相談してからのほうが良いかもしれません。
 柄とは関係有りませんが、紬では絣の飛びや、紬糸の節が目立つ箇所がある場合があります。その時には下前や衿の中など、目立たない場所に持って行かなければなりません。
 柄の合わせ方と、難の隠し方、双方を考えなければなりません。仕立屋さんは大変です。がんばってください。

 こんにちは。 お答えいただき、ありがとうございます。
  そうですね、仕立て屋の腕の見せどころですよね。 斜めの縞などは、訪問着などの柄あわせより手間がかかることも。 頂けるお金は無地と一緒なんですけどね(苦笑)。 それでも、きれいに柄が流れるように仕上がったときは気持ちのよいものです。 がんばってみます。 ありがとうございました。

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