240.季節について   
 こんばんは、はじめまして。
  先日波柄の帯を手に入れました。 千鳥の帯留めと合わせたくて帯留めやその他の千鳥の小物を ネットで検索をしていました。 その時に、あれ?っと思ったのですが、 波千鳥の取り合わせは夏のものなのでしょうか?
  私はずっと冬のものだと思っていたのですが… しょうもない質問で申し訳ありません。

 ゆうきくんさん、帯好きさん、初めまして、こんにちは。
  シギ・チドリ類は、春と秋に、渡りの途中で日本列島に飛来するもの(旅鳥といいます)が大変多いです。 シギ・チドリの、もの哀しい、美しく澄んだ声を聞くと、「秋だなあ」という感じです(なぜか春というより秋をイメージさせる声なんだなあ)。
  着物や帯の柄行は季節を先取りするといいますよね。 そして、秋の七草は夏物に登場することが多いですよね。 すると、波チドリが夏というのは、まずは妥当な気がするんです。
 
でもね、旅鳥が多いと言っても、実は、越冬のために日本列島にやってくる、冬鳥のシギ・チドリもいますし、日本列島で繁殖する、夏鳥のシギ・チドリもいるのですよ。(^O^) 
  そして、どのシギ・チドリが旅鳥・夏鳥・冬鳥になるかは、地方によって変わってくるのです。 そうすると、地方によって、チドリを春のものととらえるところや、夏のものととらえるところ、冬のものととらえるところ、違いがあってもおかしくないなあ、なんて、個人的には、思います(通年OKな地方もあるかもしれません)。
  波千鳥をどの季節のものととらえるか、ブレがあっても不思議がない気がするのです。

 雪割小桜さん、詳しい解説をありがとうございます。
「波千鳥」について、季節感がどうかということは余り考えたことがありませんでした。言われてみれば、俳句の世界では冬の季語として使われているようです。
  冬の寒々とした荒れた海の上を飛ぶ千鳥、というのは何かわびさびを感じさせるのでしょう。海鳥は四季を問わず波の上を飛んでいますがそれを冬と結びつけるのは 日本ならではの感覚かもしれません。(世界中の事を知りませんので断定できませんが)
 しかし、「波に千鳥」の柄はゆかたにも使われています。「雪輪」の柄も夏物やゆかたに使われています。 「波千鳥」の柄、組み合わせをどの季節に用いるべきか?、私はそれに答えられません。
 きものの季節感というのは、「春は○○、夏は××、秋は・・・」と言うように単純に決められるものではないように思えますがどうでしょうか。

 ゆうきくんさん レス、ありがとうございます。 ゆうきくんさんのHP、とてもためになり、ありがとうございますといつもお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいになります。 波千鳥は冬の季語ですか。 俳句をお勉強すると、着物をもっともっと楽しめるようになるということですね。

>冬の寒々とした荒れた海の上を飛ぶ千鳥、というのは何かわびさびを感じさせるのでしょう。

 千鳥の飛び方は、カモやカラスなんかと違って、とにかく始終パタパタとせわしなく羽を動かし続け、羽を休めるということがありません。見ていると胸が熱くなるくらい、いっしょうけんめいな飛び方なのです。荒波と対比させると、そのいっしょうけんめいさがさらに際だち、冬の厳しさと命のせつなさが浮き彫りになる気がします。確かに、おっしゃるとおり、わびさびいっぱいの風情だと思います。 帯好きさんは、きっと、このことをご存知だったのですね(^^)。

  ゆうきくん、雪割小桜さんお答えありがとうございます。
  そうなんです。千鳥は冬の季語なので、冬の柄と思っていたのです。 冬の柄で寒いイメージがあるので涼感を求めて夏に転用される(夏物に使われる雪輪のように)のだと思っていたのですが、検索にかかる物があんまり夏物ばかりだったので誰かに尋ねてみたくここで質問させていただきました。
  お二人ともつまらない質問にお答えいただき、どうもありがとうございました。

|戻る|