249.結婚披露宴に訪問着で出席する場合   
 こんにちは。
 こちらのHP、少しずつ拝見していながら着物のお勉強をさせていただいています。是非教えていただきたいことがありまして、投稿しています。  
 友人の結婚式に招かれており、訪問着で出席できればと思っています。ホテルの教会で挙式後、披露宴を行う形式です。 私は式から招待されています。
 そこで、お尋ねしたいのが、
・訪問着に紋が無い場合は駄目なのでしょうか?
・半襟は白の塩瀬(刺繍無し)にしますが、伊達襟は必要でしょうか?
・帯に挟む扇子のようなもの(末広というのでしょうか?)は必要でしょうか?
・結婚指輪に宝石のついた指輪を重ねづけすることは大丈夫でしょうか?
 着物の礼儀は難しくてなかなか…?
 頑張ってきたのに、出席して”おかしい”と言われると哀しくなってしまいますので…。
 教えていただけると大変助かります。よろしくお願いします。

 >・訪問着に紋が無い場合は駄目なのでしょうか?

 訪問着はそれ自体、絵羽という形式ですので晴れ着として結婚式に十分です。 紋が付いているかどうか、紋が付いていれば格は上りますがなくても構いません。訪問着の場合、総柄のものは柄に邪魔されて紋を付け難いものもあります。必ず紋を付けるということにはなりませんので。

>・半襟は白の塩瀬(刺繍無し)にしますが、伊達襟は必要でしょうか?

 伊達襟は胸元が寂しいときなどに使いますので必要ということはありません。もともと重ね着の名残でしょうから、一般に寒い季節のものです。格には関係ありません。

>・帯に挟む扇子のようなもの(末広というのでしょうか?)は必要でしょうか?

 金銀扇子は留袖の時には必ず持ちますが、訪問着の時には必須ではないようです。持っても構いません。

>・結婚指輪に宝石のついた指輪を重ねづけすることは大丈夫でしょうか?

 着物の場合、指輪は余り好ましくありません。腕時計も同じです。 宝石の指輪は生地、特に織物を傷つける場合があります。「結婚式に宝石の指輪」というのは西洋の習慣です。

> 頑張ってきたのに、出席して”おかしい”と言われると哀しくなってしまいますので…。

 友人の結婚を祝福するために頑張ってきものを着たいちごさんにめでたい場で「おかしい」と言う人がいたら、その人こそ礼儀を知らない「おかしい人」だと思ってください。(思うだけですよ。口に出して言ってはいけません。)

 ゆうきくんさん、いちごさん今晩は。 こんにちは。 (先日は、袴の話でお騒がせいたしました。<(_ _)>)

>訪問着はそれ自体、絵羽という形式ですので晴れ着として結婚式に十分です。紋が付いているかどうか、紋が付いていれば格は上りますがなくても構いません。
>訪問着の場合、総柄のものは柄に邪魔されて紋を付け難いものもあります。必ず紋を付けるということにはなりませんので。

  実は、最近の雑誌ではまだ紋を付けた方が…といった記述で ある場合もあるのですが ネットのこうした着物相談の掲示板では、「紋を付けなければ 礼装にならない、結婚式に着るのには紋を入れなければ」と 断言される書き込みばかり。 「う〜ん?」と、一度ゆうきさんにもお聞きしてみたいと 思っておりました。
  個人的には紋など入れなくても…とずっと思っていましたが、 そんな事はとても書けそうも無い雰囲気。 お陰様で、安心をしました。

>金銀扇子は留袖の時には必ず持ちますが、訪問着の時には必須ではないようです。持っても構いません。

 これも…。 留袖の時にはお目出度い「末広」として、必ず持つものと母に いわれましたが、訪問着の時には別にいわれませんでした。 今では持たないとおかしいといった事になって来ていて、 2,30年前には、留袖に末広を持つ人がいなかった結婚式も あったのが、嘘の様です。
  ところで最近は、喪服にも不祝儀扇を持つと書かれた雑誌も あります。 これには驚いたのですが、正直、一般庶民の所為でしょうか 喪服に持つなど聞いたことも、見た事もありません。 こちらも実は、お聞きしたいと思っておりました。 横からで申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

 ゆうきくん さま よし さま  お答え、ありがとうございました。
 紋がない訪問着については、よし様も書かれていたとおり、雑誌や着物関係の掲示板の意見も分かれるみたいで、初心者には厳しいです。
  紋を入れておけば、間違いはないのだろうと思いますが、私が持っている訪問着や付下げには全て紋がありません。それで、紋がないままでは駄目なのかなと思い、質問させていただきました。
  ゆうきくん様の暖かいご回答をいただいて安心いたしました。紋無しでも訪問着を着ていこうと思います。
 伊達襟、4月のお式なので、どちらでも良いということですよね。着物を実際に着てみて襟元が淋しいようならしてみようと思います。
 末広については、たまたま見ていた着物雑誌の披露宴に出席する場合の着物特集の写真では全て帯の間に挟んであったので、”もしかして?”と思いました。無くても良いということでほっと一安心です。
 指輪については、結婚指輪だけしていこうと思ってます(丸みを帯びたプラチナなので決して派手ではないと思うのですが…)。婚約指輪、せっかく主人にもらったのですがなかなか附ける機会もないので、可能ならばと思ったのですが、着物の生地を傷める、なるほど〜、と思いました。結婚指輪のほうは、していないことで不仲を疑うような友人も来ますので…。  
 お茶を習い始めて、お茶席で色無地に古典模様の帯を締めての経験なら何回かあるのですが、結婚披露宴のような華やかな場に出るのは初めてです。
  今回いろいろな雑誌やHPで勉強はしたつもりですが、着物の世界は奥が深いですね。  ありがとうございました。
 不祝儀用の扇子は私の店でも売っています。しかし、昔からあったものではないようですし、喪服を求める方に必須のものとしてお勧めはしておりません。
  いつごろから不祝儀用の扇子が出来たのかはわかりません。 「留袖用があるならば、不祝儀用も創れば売れるのでは」といったメーカーの戦略なのか、それとも「不祝儀の時にも是非持ちたい」と自然発生的に生まれたのかは分かりません。
  扇子は小物ですし、人の前で広げるものでもありませんから、不祝儀の扇子を持つことの是非を論ずるまでもない事と思っています。 持つ人の気持ちに任せてよいのではないでしょうか。
 

 ゆうきさん、こんにちは。 変な質問にお答えいただき、ありがとうござい ます。
  こうした事柄は、他の掲示板ではお聞きしても 答えは難しい…そんな風に思っていました。 不祝儀扇の実物は、例年地元デパートで開催される、 京都のれん市?に出品されている扇屋さんで、昨年 始めて見ました。 田舎の為か、お店では祝儀扇はあるものの、まだ 見掛けた事がありませんが…もしかすると認識不足、 それでは、尋ねてみればあるのかも知れません。 (最近は着物の集団が見られる時は、お茶関連の催しが あった時です。 茶道では扇子は必需品ですし、お稽古にも使います。 慣れ親しんでいますから、あらたまった席には扇子が 無いと、何か足りない気分になる…のかも? もしかしたら、と思っています。)

>扇子は小物ですし、人の前で広げるものでもありませんから、不祝儀の扇子を持つことの是非を論ずるまでもない事と思っています。
>持つ人の気持ちに任せてよいのではないでしょうか。

 こちらでは昨今、和装の喪服は親族すら着ず、喪主か 喪主の奥様だけとなりつつあります。 ですから、まだ不祝儀扇は見た事がありませんし、 今の所自分では多分使わないかと思いますが、 確かに個人の自由だと思います。 (ただ仏式の葬儀の場合…扇子よりも、数珠を持つのが 先?と思わないではありませんが。
  失礼致しました。(*^_^*))

 

 不祝儀の扇子というのがあります。祝儀用の扇子は金銀に骨黒ですが、不祝儀用は黒っぽい色(真っ黒ではない)に骨黒です。白に文字を書いた扇子を不祝儀用と売っているのを見たことがあるので、白に骨黒というのもあるかもしれません。 ごく近い親族だけが持つものです。注連縄や鳥居と同じで、境界を示すものであり、「末広」ではないので、絶対に広げてはいけません。
  たとえば、普段ならモノの受け渡しに扇子に乗せてというのがありますが、不祝儀の扇子の場合は、そういう用途には使えません。さらに、悲しいことは2度とおきては欲しくないという意味で、葬儀が終わったら捨てます。だから、もしかしたら、広がならない形だけの扇子かもしれないのですが、広げたことはないので分かりません。
  また、先にあげた、白に骨黒の扇子は広げて売っていたので、地域の風習によっては使い方が違うのかもしれません。 まあ、そんな習慣も世間にはある、程度で聞いておいてください。

>茶道では扇子は必需品ですし、お稽古にも使います。
>慣れ親しんでいますから、あらたまった席には扇子が無いと、何か足りない気分になる…のかも?
>もしかしたら、と思っています。)

  私は茶道はやっておりませんが、訪問着でも色無地でも、扇子を持っているんです。扇子って身につける魂が宿るものだと思っています。
  たとえば、お師匠さんが「稽古に精進しなされ」って意味で扇子をくださったりしますよね。婚約の贈り物として双方が婚礼に使う扇子を贈りあったりしますよね。ですから、「盛装」には必要がなくても、「正装」や「礼装」と分類できる着物を着る場合は、扇子がないと、心もとない、と言うか何と言うか。
  あくまでも、私の感覚ですけど。 洋風のパーティでも扇子を持っていきます。アメリカンな盛装は別として、ヨーロピアンな正装だと女性は扇子を持っているものもありますから。
「扇子って、日本が発祥で、ヨーロッパに伝わったのですよ〜」
と日本文化の宣伝に利用できるし、扇子はアメリカ人にとっても「日本」というイメージがあるので、受けが良かったりするものですから。 (脱線しました。ゆうききんさんの店先で長々とすみません)

 
 いちごさん今日は、 茶道をされているんですね。 その時の扇子の役割が生活の上で使う扇子の役割と判断されると良いのではないでしょうか?
  いちごさんのお茶の教室では 和室であればご挨拶の時に膝の前に扇子を置きますね? お月謝などお金や通知のものを手渡しせず扇子の上にのせ ますね? お茶のゲームなどするときも扇子は小さいお盆の代わりをする時もあるはずです。
  お茶はお手前でなく日常の所作を教えてくれるものですから、間違ったことにはならないはずです。 私はどちらへ行こうとも場所が和室なら小ぶりの扇子はそのように使います。 ですが、結婚披露宴などは洋風のパーテイ会場ですから扇子は帯にも挟んだり付けたりしません。
  そう書きながら、会費を払ったり、お祝いをお渡しするときに使うな。。と思ったしだいですが、 今は、 祝儀、不祝儀両方につかえる袱紗に持参しますから、やはり扇子は帯に挟みません。 扇子に金具がついているでしょう? あそこで帯が傷むような感じがして好みません。
  扇子を持っていても袱紗挟みの中に入れて持ち歩きます。 本来の扇子の意味からいえば、白木に単純な柄の扇子ですから、袱紗が無い場合で不祝儀に代用できるのでしょうが。 皆さん書かれているように、最近の扇子の色やデザインは飾りとしての意味だけではないでしょうか? その意味から、飾っていい場所と、控える場所とで必要か否かは判断できると思います。
 
 え…とご存知だと思いますが、末広(祝儀扇)も、 不祝儀扇も形と色は決まっています。 又、不祝儀扇は今まで無かったので知りませんが、 末広は決して広げず、挨拶の時だけは手にしますが、 帯に挟むものとされている…実際には、挨拶の時も 帯に挟んだままが多いのですが、違いますでしょうか?
  この様に茶道用扇子とは、少し違う使い方だと 思います。 独楽さんが仰りたい事と、私が読み取った事と 違っていたら申し訳ありません、もしかすると 勘違いがあるのでは?と思いました。<(_ _)>

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