268.洋服生地での浴衣の仕立てについて   
 はじめまして 突然の質問で失礼致します。
  今回、祖母と浴衣を縫おうという事になり 反物を探しに行ったのですが、 気に入るものがありませんでした。 以前から気に入っていた柄の生地がありまして 145センチ巾の洋服生地 なんですが… 和裁初心者の私でも仕立てることは可能でしょうか?
  要尺、裁断した時の生地端の処理などについて 教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。

 小柄ならば、身長の二倍+袖丈の二倍+くりこし+それぞれの縫い代(20センチ程)で、大丈夫ですよ。
  145センチの幅ならば、三幅分取れるので、ふた幅で、身ごろと袖を二枚づつ取り、残りのひと幅で、オクミと掛衿と衿を取る訳です。 肩あてや居敷あても取れると思います。
  大柄の場合は、柄合わせに凝ると、もっと必要でしょう。 私は以前に、木綿の長襦袢を縫った事があります。 布端は、ジグザグミシンなど掛けずに、そのままで縫いました。 ほつれ易い物なら、もちろん掛けても構わないと思います。 和裁をされるのなら、是非、センチではなく寸で計算する癖をつけられると良いと思います。 頑張って、縫ってくださいね。

  私も洋服生地で着物を作っていました。
  和服の着尺は幅35cmから40cmのものが一般的ですから縫い代で加減をつけますし、布が軽いのです。対して、洋服地は木綿であっても重く仕上がります。 縫い代は最低1cmから2.5cmほどにしてご自分の裄や腰周りから裁断すると 着易いものが出来ます。
  着尺だと見ごろ幅はよくても、裄が足りない場合など 洋服地だと工夫ができます。 145cm幅なら35cm幅に着丈分二枚、オクミ2枚など鬼ころさんのおっしゃる枚数取って。または裄に合わせて袖を40cm幅より大目に取ってなど工夫できますね。
 鬼ころさん、独楽さんありがとうございます。 仕立につきましては私よりも現場で仕立をしておられる方の方が 詳しいと思います。 私は教科書どおりの答えしか出来ませんから。
 おまけ(?)の一言。
  ききさんが予定している生地がどんな物かは解らないのですが、どんなに目が詰まった物であっても、やはり浴衣の反物の方が、しっかりしていて縫い易いです。
  初心者には、柄の善し悪しよりも生地の善し悪しの方が、優先すべき物だと本心では思っている事を付け加えさせていただきますね。

 同感です。浴衣として縫うには、反物の浴衣地に近い生地の厚さとハリが必要です。 想定の生地がそういった地質のものかが肝心になります。
  夏のワンピースなどに使う一般的な綿ブロードでは薄すぎます。 浴衣風の柄をプリントした生地は大概、浴衣用も想定しているので大丈夫です。
  また、洋服地の場合、広幅なので、ミミ(布の端)でない部分が多くなり、この始末が必要になります。はっきり言って、結構手間です。
  また、裁断の際にまず、縦長に切り分けるのですが、一定幅で切るのって結構面倒な上に広い場所を必要とします。この作業は反物の場合はありません。 私はこの手間が嫌いだから洋服地を使わないって位、面倒です。 (娘の1歳児の浴衣からはじめて、身丈1mを越えたところで洋服地使用は断念しました)
  知り合いの仕立屋さんで、広物を多く扱うところを知っているのですが、3mもある金属定規を使って、広い板床の上に裁断用の板を置いて、カッターナイフでばっさりと裁断していました。
「洋裁で慣れてるので、端の始末は面倒でも、難関でもない」「裁断?場所もたっぷりあるし、慣れてるからへんちゃら」と言い切れないならば、反物の方をオススメします。仕上がりまでの手間も器具もずっと少ないですから。
  「和裁は初心者」ということですが、洋裁のレベルとしてはいかがですか? そんな点も考慮に入れて下さい。

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