281.単衣の結城紬(縮)は真冬でも着れますか?   
 何時もこちらのホームページで勉強させていただいています。ありがとうございます。
  今回、インターネットで結城紬のアンティーク物を購入しました。墨黒で、単衣の縮みです。Yahoo知恵袋に”結城紬は暖かいから、真冬でも単衣できれる”という、呉服屋さんと着物通と思われる方の意見が載っています。
  実際、購入した着物は色が黒ですので、充分袷の季節にも着れると思うのですが、ゆうきくん、どう思いますか?
  ”常識が無い”と陰で言われるのも残念ですし。。。。お忙しいとは思いますが、ご助言お願いいたします。

 日本のきものは季節感を大切にします。四季折々にそれに相応しいきものがあり、それを着るのがきものの神髄とも言えるかもしれません。
 御存じのように着物は年三回衣替えします。袷、単衣、うすものです。それらは着る時期が決まっています。それぞれその相応しい季節に着ることになっいます。
 しかし、それは他人に季節を感じさせるための配慮で、礼装の時に重んじられたと私は考えています。
  同じ季節でもその時々により寒かったり暑かったりします。普段着の場合は暑ければ涼しいきものを、寒ければ暖かいきものを、というのは自然なことと思います。
 普段着に限っては、何時までが袷、何時からが単衣と区別する方がおかしいと思います。
 しかしながら、「それでは何時何を着ても良いのか」といえば、そうでないところが日本の文化の奥深いところだと思っています。きものはあくまでも季節感を大切にします。
  私は五月になると(普段着は)ほとんど単衣を着ています。しかし、もしも他人に
「もう単衣を着るのですか。」
と問われれば、
「いや〜今年は例年よりも暑くて、もう単衣でも着ないとしょうがないですよ。」
と答えます。
 しかし、私は
「結城紬は暖かいから真冬でも単衣で着れます。」
とはとても言えません。その違いがお分かりいただけるでしょうか。

 丁寧なお答えをありがとうございました。 おっしゃる事が、何となくですが分かりました。
  私は洋服に関しては、”冬にノースリーブを着たりするのがお洒落”と思っているのですが、着物文化では約束事をきちんと守って、”ちゃんと、約束事を知っていますよ”と自信を持って着るのが醍醐味の様な印象を受けました。
  私にとって着物は日常着ではなく、お洒落着として"粋に着たい”という思いがあります。他に袷の着物や洋服を持っているのですから、真冬にわざわざ単衣の着物を着るような、何となく”貧乏臭い(?)”事をする必要は無いのだと思いました。
  理解が間違っていたら御免なさい。

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