290.華紋のついた色無地について   
 こんにちは。  いつも参考にさせていただいております。
 また、先日は、披露宴に着る訪問着について教えていただきありがとうございました。
 今日は、華紋のついた色無地のお着物について教えてください。
 古着屋さんで見つけたのですが、お店の方が”華紋”と言っていた紋は、家紋そのものを数種の色糸で刺繍したもので、披露宴やお茶席、入学式にも着ていっても大丈夫、とのことでしたが、本当に大丈夫なのでしょうか?
 家紋そのものを刺繍したとはいえ、華紋ってしゃれ紋ですよね。しゃれ紋には格を持たせることができないと聞いたような気がするので、疑問に思いました。
 また、このような紋の色無地は、どのような場合に着ることができるのでしょうか?
 お着物自体はとても素敵でしたので、着る機会を多く持てるようなら購入しようかと考えています。
 教えていただけたら幸いです。
 遅くなり申し訳ございません。
 華紋はおっしゃる通りおしゃれ紋とされています。おしゃれ紋であれ日向抜紋であれ紋をつけることは礼装の部類に入ります。少なくとも普段着に着ることがないのはお分かりいただけるでしょう。
 文面からは、色糸の縫い紋を言っているように思えます。広い意味では花紋と言えば、全く家紋に関係ない装飾的な紋(紋とは言えないかもしれません)や紋の周りを飾った加賀紋を含んで言う場合もあります。
 紋の格は、「抜き紋(日向)→抜き紋(蔭)→縫い紋」となります。色糸の縫い紋であれば、縫い紋をもう一段おしゃれにしたものと思えばよいでしょう。
 具体的に言えば、披露宴は着て悪い事はないと思います。しかし、しゃれ紋であることは変わりませんので、上座に座る場合は避けた方が良いと思います。
 お茶席については、分りません。というのは、お茶につきましては稽古事ですので、良いか悪いかは師匠の判断が優先するからです。師匠が良いと言えば良いのでしょう。
  入学式も構わないとは思いますがその雰囲気にもよると思います。
 もっとも、華紋はあまり付けませんので、見た事がない人が多いと思います。そういう意味で、華紋に関するコンセンサスは、できていないと考えた方が良いかもしれません。
 ▼ゆうきくんさん:  お礼が遅くなってすみません。
 丁寧な解説をありがとうございました。
 花紋についての解説は、あまり他では見ませんでしたのでとても勉強になりました。
 解説をいただいてよく考えた末、購入しないことにしました。
 どんな場でも、自分が自信を持って着ることができないと困るし、もったいないですもんね。
 もっと知識を得たいと思います。
 ありがとうございました。

|戻る|