318.被布コートについて    
 こんばんは!
 着物暦まだ1年で、周囲に教えてもらえる年配者がいないので (といっても私ももうすぐ45歳ですが・・・) いつもこちらのHPで勉強させていただいたおります。
 着物を着るようになってから、時代劇もみていると着物に目が行くようになりました。
  NHKの大河ドラマ「篤姫」を見始めた頃は、 鹿児島で瑛太君が、夏に雪の結晶柄の着物を着ているのに感動したり、 樋口可南子さんの着物と帯の色あわせに思わずうっとりしたり、 近頃は、落飾した篤姫を見るたびに被布コートにあこがれております。
  被布コートは現代ではあまり着ないものなのでしょうか?
 おかしくないのでしたら、着てみたいと思っているのですが…(無謀?) 無地でないといけないとか、TPOとか決まりごとがあるのでしょうか? お忙しいことと存じますが、もしもお時間がありましたら、 未熟者に教えていただければ幸いです。
 被布コートは最近来ている人は見かけません。しかし、それは「着てはいけない」とか「着たらおかしい」ということではありません。着物の範疇の一つとしてあるのですから着ても構いません。
  一度だけ被布を着ている人を見かけたことがあります。しかし、私もこの道に入って30年近くなりますが、大人の被布を仕立てたことはありません。そう言う意味で私もTPOにつきましてはよく分かりません。フォーマルであることは間違いないと思います。
 仕立屋にも聞いてみましたが、被布の仕立は一応一通り習うそうですが、その人は習ってから一度も大人の被布は仕立てたことがないそうです。昔習ったので忘れてしまったこともあるのですが、直線裁ちを基本としている和裁の職人にとって襟が難しいようです。
 テレビドラマの衣装についてですが、私も昔から大河ドラマを見ていますが、大河ドラマに限らず時代劇の衣装は舞台衣装に近い少々過美な衣装に思えます。昔の絵を見ますと確かに男性が柄物の衣装を着ています。辻が花はその典型ですが、今は、男性は絣程度の柄は来ますが、染め物の柄を着るのは稀です。男性が派手な柄ものを着るのは浪曲師くらいでしょうか。浪曲師は芸人ですから市井の衣装とはかけ離れているのは言うまでもありません。
 お忙しい中お返事を頂戴し、ありがとうございました。
 また、仕立屋さんにも聞いてくださりお手数をおかけしました。
 そうですか、大人で着用する例は昨今ほとんどないということですね。 今は憧れとしてあたためつつ、出会いの時が訪れるのを待つといたします。
 そうですね。確かにドラマの衣装は日常とは違うようですね。 そのドラマの衣装さんや俳優さんのセンスによってもまた違いが出ているみたいですね。
 先日真野響子さんに、大久保利通の母親役のお話を伺う機会がありました。 貧しい身分の低い家柄だったので正絹の着物など普段着るはずもなく、 しかしNHKの懇意の衣装さんの計らいで、木綿の絣のように見える 正絹のお着物を用意されたとのことでした。
  こちらのコーナーはどれも大変勉強になり、感謝しております。 これからも少しずつ学ばせていただきたいと思っております。

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