320.卒業式の羽織について                      09/2/2  
 娘の卒業式に、和服で出るのに羽織を着たいなと嫁入りの時の絵羽を出してみましたが、丈が短くなんとなく今風でないので、長羽織を作ろうと思います。
  作るに当たって、本来なら黒紋付でしょうが、どうせなら普段でも着れそうな物がいいかな?と私なりにどんな物で作ったら良いか考えました。 それが良いのか教えて頂きたいのです。
  1、黒の鮫小紋
  2、上記の花紋か紋
  3、黒に小さなとび柄
  4、黒の地模様
  5、4の花紋付
 他にもこんな風に作ったら、式にも普段にも着れますよ! と言う方法があれば教えてください。 欲張りすぎでしょうか?
  ご質問は、卒業式に着る長羽織を普段にも着るにはどんな柄が良いか、ということだと思います。
 具体的な色や柄についてご質問を度々頂戴するのですが、現物を見ずにWEB上で云々するのは難しい事です。かえって誤解を招くことにもなりかねません。とりあえず次のようにお答えいたします。
  まず、黒の絵羽織については、今はあまり着ないようです。昭和30年代は卒業式と言えば色無地に黒絵羽が定番になっていましたが、今は見かけません。
 しきたりは時とともに変わるものなので「本来なら黒紋付き」とこだわる必要はないと思います。(地方によってはあるかも知れませんが) 卒業式でも普段でも着れる羽織というのは、「あまりあらたまった羽織ではないもの」と言う意味でしょう。
 どのような羽織があらたまった席用なのかと言えば、まず絵羽物でしょう。フォーマルな席では絵羽織が着られます。これに対して小紋は絵羽よりもカジュアルです。絵羽織は普段には着ていけないとか、小紋はフォーマルに着ていけないと言うことではありませんが、その意味からすると小紋の羽織の方が良いでしょう。
 また、素材によっても違いますので一概には言えませんが、無地や江戸小紋はややあらたまった感じを与えます。
 花紋はおしゃれ紋とは言え、どこにでも着て行ってよい物ではないと思います。  以上のようなことを考慮されて選ばれてはいかがでしょうか。

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