327.本仕立ての留袖を一枚で着ても良いのでしょうか?   09/5/26  
 8月に娘の結婚式が予定されております。本来なら絽の留袖を着るところでしょうが、ホテルでもあり袷にしましょうとの、先方のお母様の提案に合わせるつもりでおります。
 私は自分用の留袖を持っていないので、母の留袖を借りて着るつもりでおりました。先日母の留袖を実家に行って見て見ましたら、本仕立てというのでしょうか?留袖の下に着るもう一枚の白い着物があり、それが経年の為にかなり茶色に変色していていました。
 これを着る気持ちにはちょっとならないなと思いました。外に着る留袖は問題ないとみえました。
 そこで着物についての知識がない私が考えたのは・・・長襦袢の上から直接留袖を着たらダメなのか?という事です。通常の比翼の部分は白い伊達衿をしたらよいのでは?と考えました。
 これはやはり変でしょうか?
 娘のせっかくの結婚式なので、突拍子も無い事や非常識な事は避けたいと思っていますので、レンタルの利用を予定しています。(できれば母の留袖を着たいというのが強くあります。着付けは自分でします。)
  周りに相談できる人がいない為、メールさせて頂きました。宜しくお願いいたします。
 「留袖の下に着るもう一枚の白い着物」は下着と言って襦袢とは別物です。留袖と重ね合わせて着るためのものです。
 正式には下着を着るのですが、何時のころからかそれを略した「比翼仕立て」というのができて、現在はほとんどがこの比翼仕立てになっています。
 襦袢の上から直接留袖を着る・・・・これはダメでしょう。
 しかし、着たくない程下着が茶色に成っているとの事です。どうしたらよいでしょうか。
 一番良いのは、お近くの呉服屋で(もちろん当社でも)比翼を付けてもらうことです。金額はそう高くはありません。  
 比翼地が10,000円〜35,000円(ものによつて違います)。加工代が10,000円程度ですので、安ければ2万円くらいで出来ます。
 白い伊達衿ですが、襟元はそれでよいかもしれません。しかし、裾も重ね着しなくてはなりませんので、それで良いですとは呉服屋としては言えません。
 裾は目立たないので・・・と考えるかどうかは個人の考えでしょう。

 早速にありがとうございました。
 素人(自分のことですが)の思いつきは怖いなぁ・・・と改めて感じ入りました。
 比翼を付けるように対処いたします。また具体的に費用も教えてくださったので、とても安心できました。これなら留袖のレンタル料金と大差ないですから、是非そうしようという気持ちになれました。

 その後、このコーナーの中で《重ね着》について皆様のお話をいろいろ拝見し、大変勉強になりました。
 余談ですが、8月に結婚式を予定している娘の赤ちゃんのお宮参りを先日いたしました。
 お宮参りの時に、だっこした赤ちゃんの上から掛ける掛け着はやはり、二枚になっていますよね。下の白い方の呼び方がわからないので「長襦袢」と勝手に呼んでいましたが、もしかしたら長襦袢ではなく、重ねの「白着」なのではないか?と思ったりいたしました。

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