353.黒の輪奈コート   
 お正月に着物を着て出かけました。 その時、同じく和服の方から、きつーーい視線を浴びました。 私が着ていたものが、何かおかしいのか・・と思ってしまいました。
  私は、黒地に花や扇、熨斗などの細かい飛び柄の小紋に 黒の輪奈コートを着ていました。 コートは嫁入り支度に実家の母が用意してくれたものですが、 年齢に色が合わなくなり、黒に染め替えたものです。 織柄は菊花です。
  視線の方は道行にウールのショールをかけておられました。 黒の輪奈コートは普段に着てはおかしいのでしょうか? どうぞ教えてください。 地域は北海道です。50代です。
  「黒の輪奈コートを普段に着ておかしいのか?」
  答えは、
  「そういう決まりはありません。」
  きつーい視線が何を意味するのか。本人に聞いた訳ではないと思いますので、全ては謎と言うことでしょう。
  幾つか考えられるとしたら、
   1.輪奈コートを着ている人が羨ましかった。
   2.黒地の小紋と黒のコートに違和感を持った。(黒づくめに見えた)
   3.黒の輪奈コートを見た事がなかった。
   4.余りにもステキな着物姿だった。
等など・・・ しかし、らるははさんが気に病んでおられるのは、 「黒は不祝儀用、常識はずれ」と見られたのではないか、と言う事だと思います。
 黒白は確かに特殊な色です。祝儀、不祝儀に使われます。しかし、普段にも黒は着られます。私も紋のない黒の羽織を着ます。黒の輪奈コートは何着も(不祝儀用ではなく)仕立てたことがあります。黒イコール祝儀、不祝儀と考えるのは早計です。
 とは言いましても黒は全くの普段着よりは少し浮き上がると考えたほうが良いでしょう。私も黒の羽織を着るのは、同じ飲み会でもちょっと高級な場所に着ています。赤提灯で飲む時には紬かセルを着たりします。
 きものに決まった仕来りはないと折に触れ言ったきました。しきたりをパターン化しようとする人からは「きつーい視線」注がれるかもしれません。
 上述の1.か4.と思っておられたら良いのではないでしょうか
 早い回答、ありがとうございました。 コートは母が私を思って誂えてくれたものなので、 長く着たいと、染め替えました。 北海道は寒いので、やはり輪奈は温かさを感じます。 これからも大切に着ます。 ありがとうございました。

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