384.   
  ゆうきさま、はじめてメールを差し上げます。着物、帯についてのご研究を拝読し、勉強させていただいております。
  さて、私、50代になり、うん十年ぶりでたとうしを開く時間の余裕が出来ました。亡母が作ってくれた着物はほとんどが派手になり、もう娘へ譲るしかなさそうでしたが、大島紬の着物と黄八丈(こげ茶の縞)の二枚は、もしかしてまだ着られるかも、と思いました。
  仕付けを解いて、鏡の前であててみたのですが、何だか変。袖口と裾の裏から覗くもみ色の裏地がこの私の年齢には派手なような気がしました。やはり、はっかけや袖口の裏地は、年齢にふさわしい色というのがあるのでしょうか。
  でも、先日テレビで見た、山本陽子さんが演じた千葉の醤油屋の大女将(孫もいる設定)のお衣装は、裏地がもみ色の大島でした。どうぞよろしくご教授くださいませ。
 裏地というのは「八掛」のことですね。「もみ色」というのは「もみ(同裏に使った紅絹)」のことではないですよね。
  八掛は、きものの地味・派手を左右します。同じ表地でも派手な八掛を付ければ派手ににりますし、地味な八掛を付ければ地味になります。余りに派手であれば、やはり取り替えなければなりません。
  しかし、個人の好み、主観にもよりますのでご判断ください。 テレビで役者が着ている着物を着たがる人もいますが、テレビや舞台衣装は通常の感覚とは違ったものがあります。演歌歌手がラメ入りのジャケットを着ているのを見て、それをまねして着る人はいないようにです。
 はっかけ、袖の裏の色についてご教授を賜り、感謝しております。お忙しい中、ご丁寧なメールをどうもありがとうございました。
  外をうろつく前にご相談させていただくことが出来てよかったです。今後は、裏を取り替えるのにどの位のお金がかかるか(ゆうき様の「着物ドッグ」が大変参考になります。仕立て代+はっかけその他の生地代と考えております。)、そして一体何時着る積もりなのか、等を熟考しようと存じました。
  せっかく亡母が持たせてくれた着物なので、着られるものはいつか袖を通したく存じました。ゆうき様のサイトをこれからも楽しみにしております。残暑厳しき折から、どうぞご自愛くださいませ。

|戻る|