399.八掛に使用する生地について   
 いつもためになるお話がいっぱいで楽しみに見ています。
  洗い張りには出したものの仕立て直すにはちょっと、と思う羽織の生地(縮緬)が手元にあるのですが、着物の八掛に使用することは可能なのでしょうか?
  また、洋服地の裏ものなどは着物の裏に使うと着づらいからダメと聞いたことがあるのですが、シルクサテンなども使用しないほうがいいのでしょうか?
 返信遅くなりすみません。
  袷の着物は表と裏の生地を縫い合わせたものです。そういう意味では、原初は同じ生地を縫い合わせたのかもしれません。 裏地に何を用いるかは、どんな生地を裏に用いれば着易いのかということになります。
  裏地に求められるものは、軽くて滑りがよく丈夫であることです。胴裏には羽二重地、綿の正花が用いられますが、いずれも滑りがよくて軽いものです。
  さて、縮緬の羽織地とのことですが、どのような縮緬かはわかりませんが、しぼの高いものですと滑りが悪いと思います。それと地厚に感じられますので重く感じるかもしれません。 軽い、滑りが良いというのは主観も入りますので一概には言えませんが、通常しぼの高い縮緬地は裏地には使いません。
  絶対に使ってはいけないということはないと思いますが、使い勝手を考えた上で判断されてはいかがでしょうか。

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