431.琉球紅型について   
 先日、リサイクルショップで琉球紅型の反物を購入しました。 反物に「古琉球紅型」と「登録商標」の印字がされています。
  着物のことは詳しくないのですが、どう考えても紅型としては安すぎると思っております(2万円しませんでした)。 生地自体は、悪いとも思えない感じです。 もしかしてニセモノ?それともB反?などと考えつつ、仕立てに出すのをためらっております。
  明るい所でよくみると、うっすらと模様の染料が滲んでいる所があります。 同じように「古琉球紅型」の印字も染料が滲んでいます。
  これは失敗作ということでしょうか? 実物を見ないと、難しいですよね(汗)。
  急ぎませんので、お分かりになる範囲でお教えいただけると、ありがたく存じます。
 返信遅くなりました。
  きものの真贋に関するご相談はよく頂戴しますが、第一に物を見ないことには何とも申し上げられません。 きものを購入される場合、着物でなくても同じですが、自分が支払う金額に対する対価としてその着物が購入された方に満足できるかどうかです。 高価な着物を安く買っても、本人が嫌いな柄やまるで似合わない着物は全く価値が無いとも言えます。
  着物を買う場合に、余りにも多くの雑音が錯綜して、消費者を惑わしているように思います。その雑音は、小売屋や問屋が流しています。 二万円で買われたその紅型のきものが、その価値が有るか無いかを考えていただければよいと思います。二万円で百万円あるいはそれ以上の着物を買おうとすれば、益々雑音に悩まされることでしょう。
  最後に、まともな呉服屋にとって、リサイクルやオークションの商品は全く責任が持てないものです。どのような仕組みでそのような価格が成り立つのかも分かっていますが、とても我々にはできない商売です。それらの商品を評価使用することすら意味が無いものと思っています。

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