459.つづれ織の名古屋帯   
 結婚式で黒留袖にあわせる帯をたんすから探していましたら、西陣織帯がめにつきました。おしどりの柄をみると結婚式によさそうなのですが、名古屋帯って格があわないとかあるのでしょうか?
 また、母の留袖は袖丈が短いのですが、今は袖丈が長いとか、流行とかありますか? おしえてください。
 黒留袖は、着物の中では既婚者の第一礼装になり、 着物ルールとしては、格の高い袋帯を合わせることになっています。 吉祥柄とか、古典柄とか、金銀糸があって豪華でフォーマルにもいけそうな名古屋帯でも、 黒留袖となると、着物と帯の格が合わないと思います。
  念のため情報として、黒留袖は、結婚式では招待側が着るものです。 男性でいうと、タキシードみたいなフォーマル感があります。 もしも、ももさんが招待客として行かれるのでしたら、 訪問着や紋付きの色無地、江戸小紋などが最適かと思います。 その場合でも、袋帯が無難かと思いますが、 式自体がカジュアルな感じというのであれば、名古屋帯もOKかもしれません。 どちらにしても、黒留袖と名古屋帯を合わせるというのはないと思います。
 綴れの帯にも様々な種類があります。 お洒落風の物から金糸銀糸をふんだんに使ったフォーマル物まで。 綴れの袋帯についてはフォーマルとして留袖に使用します。 八寸のフォーマル綴れについては昔私が問屋に居たときに論争になったのを思い出します。
「綴れの八寸は留袖に締められるか。」
  このテーマで、小売屋の主人と居合わせた数人の問屋で論争になったのです。 その時の結論は、はっきりとはしませんでしたが「締めてもおかしくはないだろう」というものでした。 「どの着物にどの帯を締めるのか」それは決まったルールがあるわけではありません。「締めてみておかしくなければ・・・」と言うのが結論かもしれません。
  名古屋帯の場合、袋帯との違いは一重太鼓です。それだけ豪華さにおいて見劣りしてしまいます。それを割り引いて考えても豪華な綴れであれば誰もおかしいとは感じないでしょう。

|戻る|