480.昔の人の着物や帯   
 こんにちは。興味深く拝見させていただいております。初めての質問とります。
  私はアンティークの着物が好きで、中古のお店でよく手に取ってみるのですが、ときどき恐ろしいほど身丈の短い着物や、短尺な名古屋帯があるのです。 着物で言えば、140センチを下回る身丈であったり、帯で言えば3m以下〜3mをやっと超える位の長さのものです。 昔の人は今よりも背が低かった、とはいえ、140センチを下回るような身長の大人がそうそういたのでしょうか?(肩上げ等がしてあれば子供が着たのだろうと想像しますが)
  昔の人は痩せていた、とはいえ3mの長さで身体に二巻きしてお太鼓が作れるほどやせていたのでしょうか? それとも着物にしろ帯にしろ、今とは全く異なる装着方法だったのでしょうか?
  はたまた、それほど小さく痩せた大人がたくさん存在していたのでしょうか?
  見当違いな質問で申し訳ありません。お考えをお聞かせ下さい。
 現物を見なければ何とも言えませんので、想像の域でお答えいたします。
  どのくらい昔の着物か分かりませんが、昔は身長140cm台の女性は居たと思います。我が家にも大正時代の下駄がありましたが、現代の女性ではとても履けないくらい小さな下駄で、結局博物館行きとなりました。 それに加えて、昔は腰紐を文字通り腰のあたりにしていました。今は上に、おへそのあたりにする方が多いようです。おはしょりはずっと短かったので、身丈も今の標準よりずっと短かったはずです。
  当時でも小柄な人かもしれませんが、その位のきものがあってもおかしくはないと思います。 その着物、男物ではないですよね。 帯についてはよく分かりませんが、このように考えてはいかがでしょうか。 今は「着付け、着付け」と着付けに統一した決まりがあるかのように言われていますが、昔は着物を誰もが普段着として着ていました。
  着付け教室があるわけではなく、着物の着方は極自然に親から教えられたのでしょう。 着物や帯も呉服屋が完璧な仕立てで納めたものばかりではなく、何度も仕立て直したもの、何かの生地を代用して帯に仕立てたものなど様々なものが用いられていたでしょう。 そういった環境の中では、尺が足りない帯はそれなりに工夫をして締めていたのかもしれません。とりあえず身体を守るための着物、その着物を保持する為の帯、と考えれば、どのような帯があってもおかしくはないと思います。
  「着付け教室で習ったことが唯一絶対正しい」と思う帰来のある現代とは違った感覚かもしれません。
 御意見いただきありがとうございました。
  そうですよね。昔はもっと自由に着物を着ていたし、動きやすいよう着ていたんでしょうね。袖も裾も今よりも短くて活動的に着ていたのかもしれません。 なんだかスッキリしました。
  もうひとつ気になったことを質問させていただきましたので宜しくお願いします。

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