496.この帯は春用でしょうか?   
 光沢のある焦げ茶色地に 金糸混じりの赤茶色系で織り出された花柄の 薄手の八寸帯があります。
  去年は、この帯、色が秋らしく 薄くて9月の単衣にばっちり!と思い、 何の疑問も持たずに締めていました。 でも、気付いてしまったんです。 このお花、牡丹ですよね???
  よく、桜や梅を例として、 枝や葉が入ってるかどうか、写実的かどうか、 文様的なデザインかどうかで 季節限定か、通年着られるかを判断すると聞きますが この帯の場合はどういうことになるんでしょうか。
  ピンクや紫など牡丹らしい色じゃないので 写実的という範疇には入らないでしょうか?
  でも、葉っぱと花の形は明らかに牡丹ですよね。 全体の印象に春らしさが全くないので、 これが春限定だと非常に取り扱いに困ります。。。 よろしくお願いします。
 大変遅くなりました。
  着物や帯の季節・・・・質問は多いのですが答え難い質問です。
  「着物は季節感を大切にします。その季節季節の柄の着物を着用します。」 というのは大原則です。
  「牡丹は春の花、従って春用の帯」 そう言ってしまえば簡単ですし、それまででしょう。 季節による着物選びは成文化された規則があるわけではありません。 「牡丹柄は秋には絶対にダメ」 という規則はありません。 守らなければ成らないのは、 「他人に不快感を与えないこと。その場を守り立てること。」 だけです。
  「花」を多角的に捉える方もいらっしゃいます。 例えば、 「桜は日本の花」と捉えて国際的な場でお召しになっているとも聞きました。 花には、季節の他に様々な意味が含まれているものもあります。
  「牡丹」の場合は「百花の王」と言われています。どのような気持ちでその帯を締めるのかも考えなくてはなりません。 季節とは違った意味で、その場にあった花もあると思います。
 その帯は一般的には春の帯と言えますが、着る場面によって秋も締められると思います。その場合は、独りよがりの解釈ではなく、その場の雰囲気を壊さないことを第一に考えなくてはなりません。
 尤も牡丹の帯で場を壊すとは思えませんが。
 ゆうき様、ご回答ありがとうございました。
  茶色に金という色が秋を思わせるので、春っぽくなくて合わせにくいですけど、 春の花なのだということを念頭に、TPOを考えてこれからはしめたいと思います。

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