94.湯のしについて
 この場で伺うにはちょっと趣旨が違うのは承知で教えていただきたいのですが・・・ 
 未仕立ての、ちょっとヤケのある振袖が手に入りましたので、柄の良いとこ等を生かしてスカートなどに出来ないかと思います。また以前購入して、反物のまま持っているものがあり、着物にする時期を失してしまい最近見かけるブラウスにでも出来ればと思いますが、湯のしというものが必要でしょうか?
  参考にリメイクなどを取り上げている本を見ても、ほとんどすでに着物となっているものが対象で、水洗いとありますが、反物も同様で良いですか。
  せっかくの柄ですのでヤケてない良い所を活用したいと思いますので、水通しでもよいのか最低、やらなければいけない準備があるのかお教えください。よろしくお願いいたします。

 きもののリフォームにつきましては経験がないので分かりません。 生地に付いては詳しい旅から旅さんや専門家にに聞いて見ましょう。

 こんにちは。 旅から旅です。
  さて、着物の反物を着物として、着てもらえないのは、ほんとに、口惜しいことです。 それだけを最初に述べさせていただきます。
  では、気持ちを切り替えまして、ご質問にお答えします。
  振袖というのは、仮絵羽の状態になっているんでしょうね。 もしそうなら、一度、バラバラにしてください。 そして、着物に仕立てるのなら、端縫いをして、湯のしをしなければいけません。
  湯のしというのは、巾出しばかりがクローズアップされますが、実は、縦方向にも一定の力をかけて伸ばしています。 つまり、縦方向、横方向に均一に伸ばすという工程です。
  さて、僕は洋裁のことはわからないのですが、どうでしょうか? 上に述べたような「湯のし」という工程は必要でしょうか? 僕は、アイロンで伸ばすだけで事足りるのではないかと思うのですが。 ただ、縮みやすい生地(シボの立った縮緬など)の場合は、アイロンではまっすぐ伸びないと思います。 湯のしをしてください。
  また、古着のリメイクの場合、「水洗い」というのは、「洗い張り」のことを指しているのだと思います。 古着の場合、どこの誰が着ていたのか、どこに置いてあったのか分からないので、つまり、気持ちが悪いので洗い張りをしたほうがいいと書いてあるのだと思います。
  だから、ひとそれぞれですので、気持ちが悪くなければ、解いて、アイロンで伸ばして、縫われたらいいのですよ。 もし、気持ちが悪ければ、洗い張りをしてくれる専門店を探されることです。
  ご自分でされてもいいのですが、失敗をしてもいいくらいの気持ちでやってくださいね。 ご質問の答えになったでしょうか? では、またね。(旅)
 こんにちわ、お返事ありがとうございます。
  反物が出来るまで、いろいろな人の手が掛けられていることを考えると着物になる機会を失ってしますのは切ないですね。 湯のし、縦横同時なんですね。 洋裁にも、裁断前に 霧吹きなどで水分を与えながら、アイロンでやはり縦横を整え、あらかじめ縮みやすい分は先に縮ませたりする『地直し』という工程があります。
  いろいろ詳しくありがとうございました。返事が遅くなり申し訳ありません。
  今ひとつ、お聞きしたいのは、反物は織りや染めの段階で、いろいろな種類ののりがついていたりするので、それを落とすにはお湯などある程度温度がないと、のりが解けないので湯のしや湯通しをしないと変色したり虫がつきやすいといわれたのです。水通しや、水洗いではのりが落ちないと・・・ その辺はいかがでしょうか。 のりが落ちる温度というのが良くわかりません。 お手数ですが教えてください。

 染め物の場合は、その都度、糊落としや水洗をしているので、まともな友禅ものなら、 糊落としのことまで考えることは不必要だと思います。 ただ、昨今、本友禅でない染め物が多く出まわっています。 こういうものは、糊は残っている可能性があります。 でも、そうだからと言って、糊落としをすると、大変なことになるので、やってはいけません。 要は、そういう友禅物は買わないようにすればいいだけのことです。

 糊が落ちる温度がその最適温度なのです。 ケースバイケースで、レシピはありません。 使っている糊によって、糊が落ちる温度、時間、まちまちです。 あくまで、自己責任で挑戦してみてください。 自信がないということであれば、専門業者に依頼されることをお薦めします。 では、またね。(旅)

 どんなのりが使われているのか、私にはとんと判りませんので迷ったときにはお店に頼んでみましょう。 まずは、端っこで試すなど、あわてないようにしたいと思います。
 私は、着物のリメイクを趣味にしていますが、新しい反物を使うことはほとんどありません。多くのリメイクの本が仕立てられた着物を解いてということになっているのは、たぶん同じ考え方だと思いますが、あくまでもリメイクだからです。
  さて、それを前提として、 着物を洋服にする場合は、布の性質、どんなものを作るかによって下準備が違います。その振袖を想定してお話ししますと、まず、水を通すと染料が流れてしまうものがありますので端布などで試してください。大丈夫なら、水洗いをします。アイロンは裏から掛けたほうがいいでしょう。
  しかし、仕立てていない一反を水洗いするのは結構たいへんかもしれませんね。 そう思えば、ゆのしは専門家におまかせるのがいいかもしれませんね。 また、ご質問があればお答えしますので、とりあえず参考までに
 確かにリメイクの本は、着物を解いてということから書かれています。
  私も自分の着なくなってしまった着物等で、やっぱり好きなものを別の形でまた楽しめたらと思います。反物のまましみやヤケが出てしまった物も何か別の形でと思いまして、その場合確かに言ったの長さをそのまま家庭で、お湯や水に通すというのはどんな大きさの桶でしようかと思います。 色落ちという場合も考えとかないといけないですね。 細かい点までありがとうございました。参考にさせていただきます。

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