97.帯の種類について
 はじめまして、 帯について調べていたらこちらの掲示板にたどりつきました。
  今年結婚式を挙げる際、これまで一度も着れなかった着物を着てみたくて 振袖を着ることにしました。 その際にしめる帯で、調べてみたら「丸帯」が正式だとありますが… 重くてしめにくいとも書いてありました。
  袋帯や名古屋帯は正式ではないのでしょうか?
  この3種類は見た目でどのような違いがあるのでしょうか? 宜しくおねがいします。

 きものについての悩み、お察し申し上げます。 普段着物を着なくなって、着物についての知識が乏しくなり、いざ着ようとするとあれやこれやと悩むのはりこさんに限りません。悩みながら正しい知識を身に付けてください。
  知識を得る為にきものを知っている人に聞いたり、指南書を読んだりします。指南書はウソは書いていません。しかし、言葉、日本語、特に呉服用語というのは曖昧で、受け取る人の理解も様々になってしまいます。
  この場合「振袖には丸帯が正式」とでも書いてあったのでしょう。それはウソではありません。しかし、「正式」という意味はどういう意味でしょうか。「それ以外の帯は締めてはならない」とも摂れますし、「一番良いのは丸帯」という風にも摂れます。
 丸帯は倍幅で織ったものを二つ折りにして仕立てる為に両面に同じように柄がある格の高い帯です。今も織られていますが極少量で高価な物が多いです。
 結論から申しますと、振袖には丸帯、袋帯、どちらでも構いません。丸帯の方がより立派で豪華ですが、現在振袖を着る人の99%以上が袋帯だと思います。
  袋帯は正式ではないのか、と言われますと答えに窮します。「正式」の意味をどのように解すかによって答えが換わってくるからです。
 振袖に限っては名古屋帯はしません。正式ではありません。
 帯の種類につきましては、ホームページ「結城屋きもの講座1、帯の話その1」を御覧下さい。もし、分からない事があればまた御質問ください。

 とてもわかりやすく、丁寧なお返事を頂き 感謝しております。
  調べてみてはいましたが、まだまだ調べ方が足りなかった ような気がします。 ここのところずっと悩んでいて やっと胸がすっきり致しました。 ありがとうございました。
 こんにちわ、りこさん。
  私の母が結婚するときに、お色直しに振袖を着た写真が残っています。 このときに利用したのは袋帯でした。 「京袋帯」と呼ばれる、若干長さの短いもので、着付けさんが 「結び難い〜」と不平を洩らしたということでしたが、さすがに プロ!華麗に結び上げていました。 黒地に白と赤と金の幸菱の文様のものでした。
  最近織られる丸帯は素材や織り方の工夫によって軽いものも出ています。 が、特に丸帯にこだわることはないかと。財力もしくは、縁の品の有無如何で柄の良い袋帯を合わせてもよろしいかと。
  ちなみに結婚式ではないですが、私の成人式の振袖にはお太鼓柄の名古屋帯を使いました。「開き仕立て」という裏に生地を縫い付けて袋帯のように仕立てました。生地は銀糸地で花車の織柄。帯が帯なので締め方としてはお太鼓に片手を羽のように束ねて片側に出した、今ならばとても地味な締め方。
  というわけで、正式ではないにしろ、「振袖に名古屋帯」という誂え方はありました。(これもまた「財力」というものでしょう) 披露宴では華麗な結び方をしてくれることが多いので、全通(端から端まで柄の入っている織り方)の帯が良いです。丸帯か袋帯ですね。
  私の婚家での「お披露目」では、訪問着に丸帯風に凝った織りの全通の袋帯を使いました。これは結婚に際して母が誂えてくれたもの。 この帯を着付けさんが「胡蝶」だったか「揚羽蝶」だったかという凝った結びにしてくれました。
  新婦の披露宴の振袖の帯というのは着付けさんの腕の見せ所のようです。
 体験からのお話、ありがたく読ませて頂きました。 参考になります。
  実は本当に何も知らなくて、振袖・襦袢・帯… 他にもたくさん必要なものがありますよね。 これから勉強していこうと思います。
  みなさんお詳しいのですね。 私なんて日本人なのに恥ずかしいくらいです。
  茶髪から黒髪が流行りだしたように 日本の良い物が見直されてきていて 着物ももっと身近なものになったら 女性のおしゃれも幅が広がるのに… ありがとうございました。

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