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全日本きもの研究会 きものQ&A

207.7月の披露宴

きものQ&A

質問者

 はじめまして。着物初心者です。
 
 7月に友人の披露宴に出席することになりました。 まだしつけ糸を取っていない訪問着があり、縁起の良い この日に合わせて袖を通したいなと思ったのですが、袷なんです。やはり暑苦しいでしょうか?
 
 絽の着物は持っていますが、披露宴には着ていけない ものなのでしょうか?

ゆうきくん

 7月に袷を着るのは、やはり季節はずれです。「絶対にダメ」とは言いませんが、私の口から「大丈夫です」とは言えません。

「絽のきもの」は夏の着物です。7月にこそ着られます。ただ問題は、絽の何のきものか、と言うことです。絽の着物と言っても、留袖や振袖もありますし、訪問着付下げ、小紋、紬もあります。もってらっしゃるのはどんな着物でしょうか。
 
 披露宴に着ていかれるかどうかは、そのきものの範疇にかかっています。

質問者

 絽の着物は小紋なので、およばれには不向きですよね。

 回答ありがとうございました。

ゆうきくん

「小紋ならば絶対にダメ」ということはありません。
 
 前にも書きましたが、小紋はとても巾の広い着物です。 普段着の小紋から付下げの一歩手前程度の小紋もあります。 その小紋の程度もありますし、その結婚式の雰囲気にもよります。

 帯を替えるだけでも全体の雰囲気が変わります。 その小紋が、その披露宴の雰囲気が合うかどうか考えてください。

質問者 2

「暑苦しい」というのは、「傍から見て暑そう」という感じですが、現実に、当人自体が暑いと思います。 もし、その着物がないとした場合に、冬物のウールのスーツを着ていこうと思いますか?
 
「7月に冬物のウールなんて冗談でしょ」って思いますよね。 袷の着物って、ソレくらいに暖かいものなんです。 「いいか悪いか」以前に、自分が暑くてかなり辛いです。

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参照:「きもの春秋 5. きもの(着物)のしきたり」
参照:「きもの春秋終論 Ⅲ-ⅰ常識・しきたりとは何か」

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