明治00年創業 呉服と小物の店 特選呉服 結城屋

全日本きもの研究会 きものQ&A

209.夏大島 

きものQ&A

質問者

 こんばんは。基本的な質問で申し訳ありませんが、夏大島、夏結城、夏塩沢の見分け方。 違いの特徴を教えてください。  

ゆうきくん

「夏大島」「夏結城」「夏塩沢」、どれもどういう意味で使っているのか分かりません。
 
 きものの名称は曖昧で、広い意味でも狭い意味でも使われます。 狭い意味で言えば「本夏大島」「本夏結城」「本夏塩沢」と言うことになりますので、それぞれの証紙が有るか無いかで判断できるかと思います。
 
 しかし、それらは現在小量しか出回っていないようです。一般に出回っているのは商標として「夏結城」「夏大島」という十日町物などですので、品質の違いと言えばハッキリしたことは言えません。
 
 ただ「大島」「結城」「塩沢」の名を冠していますので、その風合いに近いと言うことでしょう。夏大島であれば、生糸使いのシャリ感のあるもの、夏結城であれば真綿風(あくまでも風ですが)と言うように。

参照:「きものフォトトピックス3. 昭和41年の夏大島」

質問者 2

 素人目では、どれも「透け感のある織物」になります。

 大島、結城、塩沢にはそれぞれ特徴のある絣模様があり、夏xxにもその絣模様が入ります。目利きされる方は、その柄を見て判断されているようです。 が、当然ながら、時代により、柄も変遷しますので、「親の代のもの」「祖母の代のもの」を目利きなさる方の場合は、それぞれの時代の柄も踏まえていらっしゃいました。

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「きものフォトトピックス 3. 昭和41年の夏大島」
参照:「きものQ&A 41. 大島紬について教えてください」
参照:「きものQ&A 153. 夏大島」
参照:「きもの博物館 49. 本塩沢」
参照:「きものQ&A 45. 結城紬にもいろいろある?」

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