明治00年創業 呉服と小物の店 特選呉服 結城屋

全日本きもの研究会 きものQ&A

231.お宝発見!! 

きものQ&A

質問者

 自分の箪笥の中からお宝発見しました。男物の大島のアンサンブルです。
 
 結婚してしばらくしてから母が、
「間に合わんったけど、ほれ」
といって渡してくれたものでした。当時は一人で着物は着れてもあまり興味なくそのまま箪笥にいれっぱなしでした。このところ急に着物に目覚めすこしずつではありますが着ていこうとおもっていた矢先に発見です。
 
 余り布にはしっかりとした地球のマークの証紙が貼ってあります。しかもそのとなりには旅さんのところでみた「私は手織りなのよ」シールが。素人の私からみても手触りはとけてしまいそうにすばらしいものです。きっと母の財布は鼻血もでないほどつらかったでしょう。
 
 ほんとうは主人に着てもらうのが本望なのですがおそらく主人は着る機会がないとおうのですがもしわたしが仕立て直して着るとても大丈夫ですよね?
 
 それと羽織はなににリフォームできるでしょう?
 
 ちょっと興奮ぎみで文章がおかしかったらお許しください。

ゆうきくん

 羽織のリフォームですね。 羽織の仕立て方には二つあります。一反で仕立てる場合は衿を一幅で仕立てています。つまり衿を解けば元の幅の生地に戻ります。その場合、コートなど仕立てられます。

 しかし、衿を半幅に裁っている場合は元の幅になりませんのでリフォームは難しくなります。一頃短い羽織を一反で二枚仕立てるのが流行ったそうですが、生地を節約するために衿を半幅に裁ったそうです。また、余り布があればリフォームできるでしょう。  

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参照:「きものQ&A 544.古い大島紬の仕立て替え」

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