全日本きもの研究会 きものQ&A
298.博多献上帯について
質問者
きもの初心者です。年間を通じて使える帯ということで、博多献上帯を買いたいと思っています。三献柄にするか五献柄にするかでとても迷っています。
それで教えてほしいのですが、この帯は柄で、使える着物やシーンを選ぶものでしょうか?
それとも好きで選んだらいい、というものでしょうか?
ゆうきくんの個人的な好み含めてもお聞かせください。
ゆうきくん
ご質問の主旨が良く分かりません。 「三献柄と五献柄は使える着物やシーンを選ぶのか?」という意味でしょうか?
質問者
主旨がわからないといわれて、とんでもない質問をしてしまったのかと少々焦りました。文章表現がまずかったですね。すみません。
「三献柄と五献柄の違いは何ですか?」
とお尋ねしたほうがよかったかな。 例えば、三献柄は○○年代向けですとか、五献柄のほうが少し改まった席にも使えます、とかの「違い」がもしあれば教えてほしいなと思ったのです。
好きに選べということならそれでいいのですが…
ゆうきくん
ご質問の主旨が良く分かりました。
博多献上帯には五献、三献、他に鬼献(独鈷柄一本のもの)があります。どの帯も用途は全く同じです。柄違いと思っていただいて構いません。
一般的に、柄が細かいほど地味になります。これは他の帯や着物でも言えることです。つまり、三献よりも五献が地味ということです。
もっとも、色もありますので、
「何歳以上が五献」
「何歳までが三献」
という決まりは全くありません。同じ色であれば五献が年配向き、三献が若向きと言うことはいえます。
と言いましても、合わせる着物にもよりますし、余り拘らずに選んでいただいて構いません。
参照:「きもの博物館 3. 博多帯」
参照:「きもの博物館 22. 博多八寸帯(普段着の帯)」
参照:「きものQ&A 227.博多献上帯について」