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全日本きもの研究会 きものQ&A

348.会津木綿反物について

きものQ&A

質問者

  会津木綿の反物を購入しましたが、40~50センチ間隔不定期に、横糸3センチ幅ほど、 色が濃くなっているように見えます。これは織りむらと呼ばれるものなのでしょうか?
 
 また、木綿の反物では通常見られるようなものなのでしょうか? オークションで購入したものなので、問い合わせることができません。 どうぞご教示お願いいたします。

ゆうきくん

 その「織りむら」がどのようなものなのか、見てみなくては何とも言えません。ただし、次のような事は言えます。  

 紬(会津木綿のような綿反も含めて)はご存知のように紬糸で織られています。紬糸はいわば粗雑に紡いだのが始まりでしょうから、節があるのは当然で、縮緬や羽二重のような仕上がりを求めるのは無理があります。
 
 その「織りむら」はその許容範囲なのかムラ(難)なのかはどこで線引きすべきかの問題にもなります。
 
 前回も申し上げましたが、オークションの商品は何があってもおかしくありません。それを承知で購入すべきと思います。オークションの商品に完璧性を求めても誰も責任は採らないと思います。

質問者

この度はご返答、どうもありがとうございました。

参照:「きもの春秋 15. 手造りと難物の境」
参照:「続きもの春秋終論 Ⅰ-ⅴインターネットの価格 」
参照:「きもの博物館 58. 綿のきもの」
参照:「きものQ&A 71.会津木綿について」

 

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