全日本きもの研究会 きものQ&A
535.博多帯の仕立て方
きものQ&A
質問者
博多帯の仕立て方について教えてください。
博多帯の反物を購入しました。お店の人からは博多帯の仕立て方は決まっていて、しんはいらず、両端をかがるだけといわれ、自分でできるかもと持ち帰りました。しかし、近所の呉服屋さんに頼むことにしました。
すると、開き仕立てをお願いすると、ミシンで両側を一直線に縫うだけといわれました。手ですると弱いので、ミシンのほうが良いといわれました。
なんだか違和感があるのです。
販売店の織元の方の説明と少し違うような気がします。販売店ではたれがわかるように、大目におって、かがるといわれた気がします。
博多織の折り方は決まっていると販売店出張の織元のかたが言われていたのは、どういうことなのでしょうか?
ゆうきくん
まず「博多帯」とおっしゃっているのは「博多献上」のことですね。「博多献上八寸帯」ということで話を進めます。
仕立て方は通常の八寸帯と同じです。垂の方を折り返して仕立てます。端から3尺(120cm)位の所に太い横糸が一本、二本と織り込まれていますので、それが折り返しの目安となります。
昔は垂を折り返さない短い帯も有ったと聞いたことがありますが、現在はないと思います。
当社では全て手縫いで仕立てております。ミシンで仕立てる人もいるかもしれませんが、手縫いで不都合はありません。
尚、紗献上(夏物)には太い横糸が織り込まれていないものもあります。
参照:「きもの博物館 22. 博多八寸帯(普段着の帯)」
参照:「きものQ&A 298.博多献上帯について」